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誰かの足跡

 

雨降りの今日

憂鬱を隠せず

足早と早く

 

震えた足先の

行き先を探した

ガタゴト探した

 

消えそうな光を

曇り空に

どうしていつまでも

ここにいるんだろう

 

通りすがる君を

いつもの憂鬱と重ねて

嘘だ嘘だ

 

雨降らぬと

知って君のもとへ

いつか詠った

言葉に乗せて

 

留まる事を知らぬ時間が

君を何処かへ連れて行く前に

 

さよならの前に

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