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雨、降り出した

 

震えた体に染み込んだ

ぬくもりが地面にとけていく

遠くの景色をみるように

君は僕に笑いかけた

 

静かになったこの場所で

大切を抱きしめた

不安から逃げた僕を

寂しさだけが抱きしめた

 

サヨナラ聞こえないままの

透明な景色をなぞってみた

君はもう笑ってるのに

 

雨が降り出した

どんなに思っても

届かない聞こえない

消されて消したんだっけ

 

泣いたただ泣いた

君という形を残して心

埋めても意味はないな

 

大事と聞こえはいいけれど

傷つけ合えないだけでした

 

サヨナラ聞こえないままの

透明な景色を辿ってみた

君には会えなくても

 

空が見え出した

どんなに探しても

見つからない立ち止まって

何探してたんだっけ

 

泣いてただ泣いて

ふと空見上げて笑ってみたら

なんとかなるかもな

 

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