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声が聞こえてくる

くたびれた体で

息を潜めていた

 

光指す世界に

僕はたちどまった

何もできやしないと

 

言葉に救われる日々が

手を伸ばす事を拒んだ

優しさじゃ僕は飛べないんだと

 

記憶の底に眠る声よ

飛べない現実に泣く声よ

ちっぽけなこの命ただ

眠るだけなら

 

息を潜めたまま散る

あなたに伝えきれないまま

言葉より先走る悲しみが

 

重ねたいくつもの記憶の想いも

きっと何もかも過ぎ去って消えていくの

今はただただあなたへの想いを

抱きしめて震える声で叫ぶ

 

記憶の底に眠る声よ

飛べない現実に泣く声よ

今もまだ震える声遠く

 

あなたの言葉が

突き刺さる夜に残した

今はただひとつ握りしめる

始まりの想いに

錆びついた日々の姿

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